責任は誰に・・・? [是非、読んでください]
3人殺傷、少年に死刑求刑(21日の朝日新聞の記事を読んで)
「自分の命を持って償う気持ちはありますか」
「全てをあなたが受けることで許されるとするなら、あなたは受け入れますか。死ぬことになっても」
少年は言葉を詰まらせながらも「はい」と返事をしたそうです。
「この場にいる全ての人に、あなたの犯行が影響している。あなたの心の言葉で話してほしい。」
この少年にそれができるようなら、こんな事件は起きなかったでしょう。生まれてからその事件の時まで、誰がこの少年にしっかり向き合い、その心の言葉に耳を傾けようとしたでしょうか?
誰がこの少年に、本来、尊重されるべき社会のルールがあることを納得してもらえるように説いたでしょうか?
少年の犯行がそこにいた全ての人に影響していると責めるなら、その少年にそのような形で影響を与えた大人や社会の責任はどう責めるつもりでしょう。
少年は自分の取った行為に命をもって償うのは当然とするならば、その少年を犯罪行為に至らしめた・・・環境、社会、教育・・・の不備については誰がどう償うというのでしょう。・・・不公平です!!!
工場で生産される機械のごとく、この少年はたまたま出来てしまった「不良品」のように廃棄されるのでしょうか?
この少年もこの世に生まれ出てきた時には他の普通の子供たち同様に純粋無垢だったはずです。その赤ちゃんが、死刑に値するほどの行為に至る少年に育ったのは、少年の責任なのですか?
大人社会のエゴを一身にかぶって育ってしまった少年が言葉を詰まらせながら「ハイ」と答えるシーンを思い浮かべると私の胸は張り裂けそうです。
コメント 0