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たらば蟹 [その他]

ご無沙汰いたしました。正月疲れ、正直には?十年振りに童心に帰り、そり滑りに興じた疲れで暫く力が抜けていました。越後湯沢に雪遊びに行ってきました。北海道育ちの私は、冬はやっぱり雪景色がいいですね。大阪/広島方面以外の新幹線に乗ったことがありませんでした。新潟方面に行くのも初めて、二回だての新幹線も初めてでその2階の席に乗りはしゃぎ、大宮あたりから富士さんが裾野のあたりまできれいにくっきりはっきりと見えることに驚き、でも、すぐにトンネル続きでがっかりし、そして、そうか「トンネルを抜けると雪国だった・・・」を思い出し、東京を出て1時間とちょっとで越後湯沢に着いてしまいました。駅からバスでさらに30分ほど、スキー場併設の巨大ホテルはヨーロッパ中世の建物を儗て趣があるのですが、越後湯沢=日本の温泉、のイメージが強い私には違和感がありました。食事は和///イタリアン/他のレストランがありとても美味しくて満足。特に和食で大きな器に山積にされたカニは豪華感がありました。

 

数年前のドキュメンタリーですが、たらば蟹と環境問題をテーマにした番組を見ました。タラバ蟹はとても高く売れ良い商売になるそうです。ロシアでは激減した蟹の漁獲量を増やすべく国家レベルで研究を重ねて、極東ロシアの研究者が水槽内でたまごを孵化させることに成功し「これでまた人々が蟹で生活できる。新しい命を創り出す仕事につけて本当に幸せです・・・。」と誇らしげに語る一方、バレンツ海と海続きのノルウエィの研究者は「タラバ蟹が大量に繁殖しているせいで、北の海は砂漠のようです。蟹はすぐそこまでせまってきています。夥しい数でノルウエィの自然の生態系はどうなってしまうのか・・・、ウニなどは鳥の餌にもなるので、海中だけの問題ではないのです。」と非常に困惑顔です。タラバ蟹は他の多くの海の生物と違い、共食いすることがなく、大きな球状になったり、重なりあい大きな山のようになって身を守り繁殖力がとても強いのだそうです。ウニやホタテ貝などを食い荒すので、ノルウエィの漁師達には脅威です。ノルウエィの中央のお役人は実感できないせいか無関心のようでした。

 

 タラバ蟹で救われる人と被害を受ける人。 最近ロシア産の蟹がたくさん安く市場に出ていますが、この蟹さんはどういう謂れの蟹さんかしら・・・と気になったのですが、美味しくいただきました。
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