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ビッグイッシュー [草の根メディエーターの主張]

The big issue(ビッグイシュー)という雑誌、知ってますか?結構面白いんですよ。ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として、1991年にイギリスではじまった雑誌で、駅の近くでホームレスの人が売っています。ホームレスの人の視点で答える人生相談は読むと力が湧いてくるし、イギリスの英語版が元なので、日本の枠を超えたセンスがあって、300円に上がってしまったけれど、読み応え充分にあります。広告がない分薄くて邪魔にならない感じもいい。

いわゆる街頭募金の類は一切しない私ですが、例外はこのissueと、過去に一回、子供が通う学校の生徒さんが心臓病のお姉さんの渡米手術費用を募り駅前に立っていた時です。私としては知らない人や組織への募金はしないことにしています。と言うか、うちの場合、糸目を付けずに、とはいかないので限っているだけのことですが。例外だったお姉さんは何とか渡米されたようですが、その後のことは知りません。ご幸運を祈るばかりです。その方の場合、幸い、なす術を心得たご家族やら友人やらの存在を含めた幸運な環境が整って多額のお金を得ることができたものと思います。

某知事さんとかが、教育や進学について「自己責任」という言葉を口にしますが、それだけで片付けてしまうのは「不公平」だと思うんです。だって、人は親を選べないし、スタート・ラインが全然違うんですから。「努力」だって、努力できる人は努力する力を持って生まれたにせよ、学んだにせよ幸運だと思います。教育という観点で良い環境に恵まれず悪戦苦闘を強いられ悪循環から抜けられない人/抜けられない場合の方が圧倒的に多いのではと思います。

ビッグイシュー(Issue)は寄付ではありません。諸事情に恵まれずにホームレスになってしまったけれど、再度、頑張ってみよう、努力してみようとしている人を応援したいので、見かけると買います。ATM100200円使わずに、みなさんもいかがでしょう? 是非ご一読ください。


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