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ピア・サポート学会の研修に参加 [研究会/学会参加報告]

ピア・サポート学会の研修に参加しました。日本のピア・サポート(peer support)にはいくつか主流があるようですが、この学会とはこの夏の札幌の総会が初めての関わりで、町田の方々のワークショップと今回で3回目です。肩の張らないリラックス・モードのとてもゆるい雰囲気、さすが“サポート”学会の名の通り協力的姿勢ムンムンの会で、息抜きしつつも学べる、私のお気に入りの会の一つです。ストレスが解消されエンパワー(empower)もされる研修、「草の根」も目指したいと思います。このピア・サポート学会は教員/教職関係の方が、生徒たちへの教育の一環として、“「自分と他者」、「自分と社会」の関係を学び「サポート」し合うことを学んでもらい、今日本の学校が抱えている多くの深刻な問題を改善しよう、しいては生徒たちの学力も向上し良い社会にも向かっていく”、という趣旨の会です。「草の根」でも子供たちのメディエーション(クール・キッズ)を企画中なので、参考にさせていただいています。  

ピア・サポートとメディエーションは何か違うの?・・・ピア・サポートは“生徒が他の人にできること”でメディエーション(喧嘩の仲裁)が含まれています。ピア・サポートは教員の生徒指導/授業の一環で「教育」です。やはり傾聴やコミュニケーション・スキル、気持ちを理解する、などが基盤になっています。メディエーションも基盤はほぼ同じですが、対象が大人なので「教育」ではありません。焦点は紛争解決に絞られます。「草の根メディエーションの会」の場合は、特に“相互理解による対立予防、人間関係における摩擦軽減”です。なので、子供たちにはピア・サポート、先生(大人)たちにはメディエーションが良いのでは。職員室は先生たちの戦場なんていう学校も多いようですので…… 先生、いかがでしょう?  

じゃあ、「草の根の会」のクールキッズ(peer medition)は?大人の場合と同様「教育」ではありません。子供がメディエーターとなって子供たちの争いに介入し、解決支援をします。ピア・サポートでも、実際のメディエーション部分では従来の「教育」の形をとっていないのではと思います(?)でなければ、そのプログラムはうまくいってないのではと推察しています。信じられないくらいうまくいく、とは経験者の共通の言葉です。大人が関与しないことが重要で、彼らには彼らの世界があるのです。子供たちが大人同様、自治を与えられることは“責任を持つ/自立する”ことで、任せられることで子供たちが自然に持っていると思われる“社会で生きていくうえので生命力”が発揮されるのでは、と感じています。(大人が関与しないと言っても、大人同様、メディエーターのトレーニングは必要なのでトレーナーは大人になります。大人以上に細心の配慮は必要です。) 


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コメント 1

ほんわか。


こんにちわ~。
そして、お邪魔します。

ピア・サポートではお世話になりました。m(__)m

今も昔も???大人も子どもも???
他の人の話しを・・・考えを・・・思いを・・・ちゃんと最後まで聞かなかったり・・・。
って事、ないですか?
思いがちゃんと伝われば誤解やケンカにならない事、あるのでは???と、思っているのです。

私は、そんな話の聴ける大人にないたい。と思っています。
もう大人ですが・・・。
これからも宜しくお願い致します。m(__)m

草の根の会を通して一人でも多く笑顔が増えますように・・・。








by ほんわか。 (2008-10-13 19:08) 

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