SSブログ

「沽券」その2  [草の根的メディエーションのつぼ]

札幌市のバス廃止/復活問題をもう少し説明します―Aバス会社が運行している赤字路線について札幌市と交渉(接触/相談?)したがまとまらず、A社は廃止を決定。地域住民が廃止されては困ると怒りだす。その対応として、札幌市は、A社ではなく、Bバス会社で、新しいバスの購入などのために補助金を出し、路線を存続することにした。A社は「補助金が出るならうちで続ける・・・」、市民にしても「(今運行している会社で良いではないか)新しいバスを買う必要はない・・・税金の無駄使いだ」となり、結果、A社に落ち着いたそうです。私がニュースで見たのは、「市側にしてみれば一度は切ったA社に対する“沽券(面子)”から、A社ではなくB社に話を持っていったが、“税金の無駄使い”だと、(市民が)抗議している」場面だったようです。市側の最初の対応が甘かったと非難されたようですが、市内部の不透明性、情報や責任の所在の曖昧さが拍車をかけた一件だったようです。私的には、税金の無駄使いに堂々と抗議し住民の権利(バス路線)も守った市民の勝利に拍手。(青少年期のほとんどをすごした札幌は私にとって第二の故郷でもあります。)
コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。