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そこが変じゃない?「水戸黄門」 [徒然・・・]

時代劇好きだった父の影響なのか、私も時代劇が好きで良く見ます。中でも、夕方の時間に何度も繰り返し放送される水戸黄門を「これ、前にも見た」 と言いながら同じものを何度も見て、飽きずにまた見れる、というのは何なんでしょう?  昔家来だった役者さんが、今、黄門様を演じているのを見て、出世したのもね・・・と、現実なのかドラマでのことなのか、混乱しながらも感慨深く感じるのは何なんでしょう?  正しいけれど弱い立場に置かれている人々にはどうにも太刀打ちできない極悪権力をバッタバッタと切り倒してくれる小気味良さが快感なのだと思います。各地の名物が話に盛り込まれるので、ちょっとした旅番組であることも、魅力なのかもしれません。

しかしながら、最近、気がついたのです。「助さん、角さん、懲らしめてやりなさい」の決め台詞で始まるたちまわり。勿論、悪党は最後に切られるか観念するのですが、その前に、家来がどんどん切られ、(多分)死んでいきます。この時代、家来たちは主君の良し悪しに関わらず、主君に忠義を尽くすことを余儀なくされています。刀を抜かないわけにはいかないわけで、彼らの落ち度でもなんでもないのに、なんで、懲らしめられて切り捨てられるの・・・?  変でしょう? この上下関係って今の世の中でもあまり違わないではありませんか!?  むしろ、主君はお咎めなしか、あっても軽い。やっと最近ですよね、主君もちゃんと罰せられるようになってきたのは。 このことをこの私が極最近まで気がついていなかった・・・、つまり多くの人が全然気にしていない、ということです。 (自分が至極一般的な人間だと思っています…思いこみ?)   「水戸黄門」を喜んで見ているうちは、日本はあまり変わらないのかも・・・・・と悲観しながらも、この間、また再放送を最後まで見てしまいました。
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