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リトリートでの発表 [メディエーション紹介]

で、肝心のメディエーションの発表は・・・というと、正直に言います。散々でした。会の世話と、他の発表者の通訳だけで目いっぱいで、準備期間を含めて自分のための時間が取れませんでした。発表はスピーチと講習で一部と二部に分けました。一部はまだ良しとして、途中で、発言をした人に時間を取られて、二部の時間が足りなくなってしまいました。そこへ、他を終わった人々が加わって、折角の桃太郎のワークもロールプレィも中途半端で、しかもロールプレイは日本語人と英語人でグループをわけるはずだったのを焦って一緒くたにしたので、英語版と日本語版がごちゃごちゃになって・・・。蜂の巣をつついたみたいに騒然となったけれど、今思うと、みんな結構楽しんでいたかも。4グループできて実に見事に進めるグルーフもあれば、まるで先に進まないグループもありで、計画通りにできたらもっと面白かったかもしれません。私としては100点中50点ですが、来年はもっと時間を取って「その2」をしようということになりました。さらに興味を持ってもらえてうれしかったです。WELLではうまくいかなくっても決して足を引っ張るようなことはありません。WELLは温かい人達の集まりです。女性の皆さん、来年いらっしゃいませんか? (参考までに、発表の一部を抜粋しました)

 

「対立」から「共に生きる」へ:メディエーション理論の簡単な紹介とワークショップ 

メディエーションの3大原則:公正/公平、人権擁護、非暴力。人は元々善意であるという信念に基づく。紛争の種は人の気持ちにあり、その種を育てるのは言葉とコミュニケーションの欠如, と人々の無関心。

パートⅠ  日々の暮らしに役立てるメディエーション的思考と対応

メディエーションは理屈としては難しいものではなく、自分たちの日常に当てはめてみると良くわかります。もめ事を抱えている時、今までと同じなら何も変わらない、ちょっとでいいから、新しいことを試してみる勇気と努力が必要です。

1.     メディエーションで大事なこと ・否定的な解釈よりも肯定的解釈: 何でも良いように解釈。 人が意地悪だったり、乱暴だったりする時には、必ずその人にはそうさせる背景がある。・公正/公平、人権擁護、非暴力・外側から物事をみることの重要性: 中からは見えないことがたくさんある。・「常識」は普遍的な規則ではなく文化の一部であり多種多様。・中立よりもむしろどちらの立場も認めてあげる: 落ち入り易い「正しいのは私、違うのはあなた」 人の苦しみや心の痛みは決して比較できない。

2. きっかけは、フィジー島:  共通の願いや目的が解決の鍵。 社会の問題は自分の問題。何か決める際には関係する全ての人が同等に扱われ同じテーブルにつかなければいけない。

3.どんな時にメディエーション? ・家族の問題:家庭内の人間関係の問題、親が離婚する際の親権問題、遺産相続など。・ご近所トラブル:騒音、ゴミ、境界線に関わる問題など。・教育の場でのメディエーション: 教師と保護者の問題。成績、待遇、モンスター・ペアレントなど。ピア・メディエーション: 親や教師が関与せず、子供がメディエーターとなって子供たちの争いの和解支援する。・職場での、部下と上司の人間関係、同僚同士のもめ事。・土地家屋の貸し借り、境界線の関する争い・国際化に伴い、異文化が引き起こす問題。・加害者と被害者:青少年の軽犯罪などで、加害者の将来を考慮し、被害者の同意のもとで示談。・地域住民と行政/企業の争い: 空港や工場などの建設による環境問題、補償問題。韓国や日本における米軍基地問題/移転問題。 (PI-フォーラム:public involvement市民参画/public initiative積極的な市民参加/partnership incubationパートナーシップによる合意形成http://www.pi-forum.org/index.html)

4. 争いが起こる時というのは:何かを決める際の常識や認識の違い/習慣、価値観、物事の善し悪しの判断基準の違いがある。意志の疎通がうまく取れていない、思い込みやそれぞれが違う立場で話をしている。心を傷つけられた、怒り、腹立たしい、不満、不公平などの感情が高まり、物事を良いように考えられなくなる。 
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