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生活が苦しい?(マレーシアで) [旅先での・・・(海外)]

私のメディエーションとの出会いの場となったAPMF(アジア・太平洋・メディエーション・フォーラム)は2年毎に総会を開きます。今年が私には2度目の会でマレーシアの首都クアラルンプールのイスラム法科大学で開かれました。その時出会った参加者とのエピソードを紹介しますね。

 生活が苦しい?:会場となった大学からホテルへのシャトルバスで私の隣に地方から参加していたムスリム女性が座りました。「400RMで2泊3日の旅をアレンジしてあげるよ。うちの車で、全て込みで・・・400RM安いでしょう?」と声のトーンを落として話しかけてくれました。とてもローカルで貴重な旅となるだろうなとは思ったけれど、小声でささやかれて何だか微妙な雰囲気で、引いてしまいました。今思うと、「それはバーゲンプライスね」と認めて「今度来たらお願いね」と明るく返せば良かったのですが、私のカメレオン性が彼女の微妙なアプローチに合わせてしまったのですね。因みに、人々が利用する吉野家の牛丼のような夕食なら50RMくらい、400RMというと7~8食分。お金が欲しかったというよりも交流したかったんだろうな・・・? 

インド系フィジー移民のNZ女性の買い物: 会議の日程が全て終わって明日は帰国という日の夕刻、親しくなった彼女とショッピング・ビルへ行きました。私はブラリブラリおしゃべりしながら歩き、最後の食事でもと楽しみだったのに、建物に入るなり「私真剣だから、じゃ~、明日ね」の言葉とともに置き去りにされてしまいました。実は、そのビルに向かう途中の歩道橋上に障害者と思われる物乞いがいて、私はいかにも不衛生で気味が悪い風貌の彼を思わず避けてしまったのです。私の偽善者ぶりが暴露され、彼女を不快にしたのか~と慌てたのですが、次の日チェックアウトのために部屋から降りてきた彼女の荷物を見て納得。開発途上国でよく見られる赤白青の縞模様のビニールバッグ、そこまで巨大なのは初めて見ました。はちきれんばかりに詰められた布団袋大のその袋をソマリ系移民である若い同僚と二人で引きずっていました。

 


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