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メディエーションの勧め(学校で) [メディエーション紹介]

英語の補助教員ということで小学校1年生から4年生までのクラスに入って一年間。各クラス一年間で5回だけでしたが、クラスの様子、子供達の成長の様子を間近に見ることができて、とても良い経験をさせていただきました。担任の先生の中には新任、つまり教員一年生の方々がいらして、その方々の成長振りと言いますか、プロの教員を目指す力強さや柔軟なエネルギーには感心いたしました。

小学校での事はここには書かないようにしていましたが、その新米先生のお一人のクラスであった事を、どうしても紹介したいし、参考にしていただきたいと思い、書くことにしました。

授業の最中に男の子二人がケンカを始めました。先生が気が付いて「どうしたんだ?」と聞きました。
一人が「ooが髪を引っ張った。」と訴えると、
相手の子は、「(相手が自分の事を)笑った。」と訴えました。
さて、次にその先生はどうしたでしょうか? 聞き耳を立てていたわけではないので、全部を聞いたわけではありませんが、私の耳に聞こえたのは、
まず笑われたと訴えた子が「笑われて嫌でした。・・・???。」
次にもう一人の子が「髪を引っ張られて嫌でした。・・・???。」 
・・・???の所は謝罪だったのでしょうか?良く聞こえませんでした。

ですが、これってメディエーションじゃないですか! ほんの数分間の出来事でした。ピア・メディエーションを紹介する本に書いてある「セリフ(やり取り)」は、私には物足りなく思えて、こんなんで足りるのかと疑っていましたが、充分に足りていました。

この日のこの一件だけで判断してはいけないのかもしれませんが、一年前とは見違えるほどの先生とクラスの落ち着きを、学校でのメディエーション推奨派の私としましては結びつけたくなります。もし、読者の中に教員さんがいらしたら、いかがでしょう。試してみませんか?


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