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「共に生きる」を考える [草の根メディエーターの主張]

結構前になりますが、日曜の朝、久振りにテレビの前に座った時に、時事解説系/対談系の番組をやっていました。民放のあっちの局とこっちの局で語られていた言葉に「やっとここまで来たんだな~」の感慨がありました。家にいてテレビと向き合って時間を過ごす人はまだ相当数いると思います。テレビという強力なマスメディアからの発信は、人々の理解と意識に大きく影響します。 

 一つの局は、羽田のハブ空港化について。日本の各地に航空便を繋げている韓国のインチョン空港が話題に上り、対抗意識と勝ち負け姿勢の発言をするタレント司会者に、勝ち負けでは負ける者が出て、それは良い結果を生まない。韓国からの便が運んでくる観光客も日本の地方にとって大事、日本は日本で活性化できるように・・・お互いに益になるよう考えていくのが良い、のコメントが出ました。 

もう一つは今後の大国の動向と日本との関わり・・・について。今までは大国は自国のエゴで動いて来たけれど、「自己主張だけでは、自分にもマイナスの結果」「自分のエゴを通したければ、歩み寄りも必要」の世の中になっている・・・のコメント。 日本も「人が生きやすい」方向に目が向き始めたな・・・の感慨でした。

世界の中で、日本は戦後の頑張りで物質的/経済的には先進国の仲間入りを果たしましたが、その反面「人間らしさ=生きている者の証明でもる温かさ=心」を置き去りにしてしまったと感じていました。人は集団生活をする生き物です。他人なしでは生きられない生き物です。競争や戦争で他者を倒して末梢してしまっては自分自身も生きていけないこと・・・当たり前のようですが、そう意識できない社会となってきた、と感じていました。

世界の中で・・・と始めたのは、他の民主主義を唱える先進国に比べて、民主国家としての社会性という点で非常に遅れている、と感じていたからです。そのアンバランスが今の貧困問題・若者の就職難問題・苛めや自殺を生む教育現場の問題・・・等々を作り出したと、断言できると思います。民主主義国家の「自由」には「社会に対する責任」も伴うことを改めて強調したいです。


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