合意形成研究会 [研究会/学会参加報告]
「サステナブル(sustainable)なアムステルダム港を市民が熟議で考える」合意形成研究会特別「朝活」セミナー(8月31日)に参加しました。 URLはこちら。
港湾都市として長い歴史を持つアムステルダム港湾をどう整備するのか2040年の未来を目標に、市民とステークホルダーの参加と熟議により検討する取り組みが行われました。この取り組みを運営したアムステルダム大学政策科学学部 ジョン・グリン先生が実際にどのように取り組んだのかをお話して下さいました。:
・行政、地域住民は勿論のこと、老若男女、全ての関係者(代表)に漏れなく参加してもらい、
・1日目はフイールド・ワークで港湾地域を見学、
・2日目は経済、環境、教育(学校)、雇用等々、関係する全ての各専門家達がそれぞれの観点から考えられる利点と問題点について説明/報告,
・その後はEメールでディスカッション、という流れで進めた。
・結果として注目すべきは、進行中に人々の意識に変化が現れたこと。問題点については必ず何らかの良い解決案(Alternative)が出てきたこと。
“超長期的将来まで見越したサステナビリティを可能にするものは・・・”、問題や紛争が起きないように、また起きることも想定して、いかに対応するかが鍵で、その鍵は“Good for everybody”、関係者が一人も欠かすことなく同じテーブルにつき対等な立場で話合う、利益もリスクも全員でshareすることになるので全員が納得する、問題が出てきてもスムースに対応でき, 結果的に非常に良いものができる・・・、APMFで聞いたオーストラリアでの取り組みproject alliance(プロジェクト同盟)と同様の主旨でした。参考までにブログに載せたAPMFの報告記事はこちら。(今読み返してみると読みずらい文章ですが゙・・・。)
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