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日本は「破れ鍋」?-無関心 [草の根メディエーターの主張]

子供の頃日本が好きになれなかった私ですが、“井の外の蛙”になり多くの国々を見たことで、日本人の良さ、日本文化の美しさに気がつきました。特に、日本人の繊細さ、真面目さ、温厚な姿勢を誇りに思います。 ですが、残念なことに、その誇れる部分とは裏腹に、「無関心」という点で地球に優しくない・・・資源の無駄使いの多いことには愕然とします。

随分前の話ではありますが、モスクワのホテルでのこと、そのまま捨てられるように、と生ゴミなどを透明のビニール袋にまとめて縛って屑かごに入れておきました。外出から帰ると、ビニール袋だけがきれいに屑かごに残っていました。 NZでは、私でも捨てたくなるようなボロ靴がリサイクル・チャリティ・ショップで売られていて、それをまた買っていく人がいました。お金を掛けてまだ使える物、時には新品が捨てられ、処分される、なんてもしかしたら・・・日本くらい? コンビニのお弁当とか、売れ残った食べ物を当たり前に捨てる私たち。(・・・すみません、そう言う私も食べ物を粗末に捨てることがあります。そんな時は一応「神様ごめんなさい」と言います。)

安さを競うために材料・原料はよその国から安く仕入れる、ところが、その国には貧しくて食べる物もロクに手に入らない人が大勢いる、日本はそんな彼らが作った食べ物を大量に捨てている、という現実。  ちょっと辛口? でも、正直、資源に限りがあるからと物を大事にすることに徹底する人々の国がある一方で、「破れ鍋」のような日本は決して誇れるものではありません。  

資源の無駄使いは、特に何をするにもお金が必要な都市部での暮らしでは、お金の無駄使いでもあります。 イギリスでもNZでも水道の水は貴重で人々は大切に使っていました。 食器洗いのすすぎをけちるなんて、毎日お風呂に入らないなんて、汚い、と思う日本人は多いでしょう。 でも、ちょっと考えてみてください。水道の水にはたくさんの資源とお金が費やされています。その水を、例えば道路にまくのは、その資源とお金をまいているとも言えるわけです。その価値有りということで使うのは結構と思います。国や地域によって気候風土、その他諸事情がありますので使い方は様々と思います。ですが、日本で私達のどれだけが、そこまで意識して暮らしているでしょうか・・・。  

意識していない、つまり無関心、思いやりがないとも言えるわけで、地球にも人にも優しくない・・・しかも、自分を窮地に追いやる揉め毎にいつのまにかはまってしまう、という危険性もはらんでいます。   (ちなみにイギリスで暮らしていた時、お水の成分が日本のとは違い石灰分が多くて食器に残るので、すすぐことよりきれいに拭き取ることの方が大事でした。)


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