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”うちのママは世界一” [草の根的メディエーションのつぼ]

自画自賛しようというのではありません。日本の家庭にテレビが普及し始めた頃、まだ“児童”だった私が毎週楽しみに欠かさずに見たアメリカのホームドラマのタイトルです。その当時は、テレビはみんなが茶の間(リビング)にいる時間帯だけの放送でした。思えば、このホームドラマが私の最初の”アサーティヴ(assertive:自他共尊)“との出会いでした。

ここのうちでは、親は子供に普通に「ありがとう」と感謝し、普通に「ごめん」と謝っていました。さらに、親が子供に何か頼む(させる)時に、ここのうちでは、「お願い-please」と言うんです。自分はどんな人も「 I 」、相手は、これまたどんな人でも「 you 」。第三者は「 he 」「 she 」 「 they 」。 そこには上下関係も力関係もありません。その当時うちのあたりでは上の者から下の者に対しては、「頼む」のではなく「させる-命令」で服従を余儀なくされるものでした。子供(下の者)の反論は「口応え」で悪しき行ない以外の何物でもなかった時代でしたので、子供の私にとって、さぞかし大きな衝撃だったのでしょう。毎回食い入るように見て、白昼夢とでもいうのでしょうか、この世の別世界に思いを馳せ、「大きくなったら外国に住む」と夢見るようになりました。まだ小学生でしたが、中学生だった兄の英語の教科書で英語の勉強を始め、学校の図書館でいつも写真付きの「世界の国々」に見入っていたのを覚えています。そして、“求めよさらば与えられん”、幸運にもチャンスを与えられイギリスに住むことになりました。

(私的にはまだ寒くて春がきているように感じていないのですが、もう待ちきれないので今日から春バージョンです。春を代表する花、私の大好きなチューリップです。)


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