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逆効果?NZでの経験 [海外で・・・]

知ってましたか? アメリカのお客様相談窓口などの電話のオペレーション・センターは実はインドとかにあり、オペレーターは客に気づかれないように徹底的なアメリカ英語教育を受けている、というドキュメンタリーを見ました。ふ~ん、なるほどね、と感心したものです。 

ある時、日本で、某銀行の支店に開いた自分の口座について知りたいことがあり、その支店に電話をすると、話の内容がかなりプライベートな内容だったこともあり、オペレーターさんは答えられなくて、種あかしをしてくれたのです。「こちらは・・明石なので・・・」と。 びっくりしました。いつも行く支店の人だとばかり思って話していましたから。日本でもそうだったんですね・・・。

 

NZでのこと、うちの電話とインターネットのプロバイダーは日本でいうならNTTにあたる企業xtraでした。当初はまだ独占企業でした。NZは移民政策をとり、観光立国だし、外国からの留学生はビック・ビジネスでもあるので、わけのわからない外国人の取り扱いに慣れているようでした。人口の少ないNZではサービス・カウンターがなく、サービス・センター(電話)とのやり取りになります。電話の向こうのお兄さん達はとても親切で、ただでさえもITに弱い私で、全て英語で説明なのだから難儀したけれど、根気よく手取り足取り風に教えてくれて何とか開通できました。(余談ですが、電話での英会話が一番難しい。お兄さんも頑張ったけれど、私もよく頑張った・・・私は良くわかっていないのに根切れして「わかりました」と言って切っては日を改めて何度も電話しました。)

で、その経験から感じたことは、相手が一本の電話線を通して、私のコンピューターを共有していたということです。私が使っているのと同レベルで相手は私のコンピューターの全てを知ることができるのかも、ということ、つまり、個人情報なんかも相手がその気になれば全部知ることができる・・・のではないかという恐怖。 暫くして、そのxtraのサービス・センターの方から電話がきました。何がしかの安全を保障するサービスに入っているのだけれど、それだけでは十分ではない、もっと安全性を高めるための▽○×セキュリティ・サービスに入いりませんか、という勧誘の電話でした。 NZのxtraは競争相手がいなかったこともあり、色々な点で評判が良ろしくありませんでした 。誰かが勝手に人の番号を利用してネット国際電話をかけ、覚えのない高額な利用料を払わされる話をよく聞きました。 う~ん、どうしよう・・・迷いましたが契約せずに切りました。 その後も2,3度しつこく勧誘の電話があって、ある時、オペレーターは一生懸命、いかに安全ではないかを私に説明するのですけれど、途中で私が彼女の英語のなまりに気づいたことで、実は彼女はフィリピンからかけていることがわかりました。 彼女は、自分の友達も被害にあったとか何とか、さらにエスカレートしていきます。 聴けば聴くほど私は、そんなに不安全な会社と契約しているのか・・・と別のところで心配になっていくわけです。 私が「パソコンでどういう手順を取れば良いのかよくわからないし・・・」と言うと、「私が全部変わって手続きしますから大丈夫・・・」と言われて、私は迷うことなくはっきりお断りしました。 フィリピンは決して治安が良い印象ではありません。オペレーターは安全保障サービスに勧誘しようと一生懸命脅かすのですが、私は別の意味で怖くなって、なるべく関わり合いになりたくない、と思う、何だかおかしな体験でした。 
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